社長のブログ

北海道当別町にある辻野グループの社長ブログです。

 
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第35回まちなか暮らし研究会~エコ編~を行いました。

昨日は長沼町にある北海道立総合研究機構中央農業試験場の果樹園でまちなか暮らし研究会~エコ編~を行いました。

テーマは「実のなる木の知識を得よう」

講師はこちらの稲川主査でした。
お話を伺いますと北海道の果樹に関してはこちらが一番詳しそうでした。

病気を持ちこまないようにオーバーブーツといって靴の上からビニール袋をかぶせて園内に入ります。
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最初にご説明いただいたのはハスカップとブルーベリーについて。
ハスカップはもともと勇払原野など北海道に自生していた果樹で語源は「実がたくさんなる」という意味のアイヌ語、「ハシカップ」。

耐寒性に優れているので栽培しやすい果樹です。後で出るブルーベリーやアロニアと同じく最近そのアントシアニンやポリフェノールなどの機能性について注目されています。

ブルーベリーも近年、栽培事例栄が増えています。

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ブルーベリーはそのまま食べれて冷凍がきき、ジャムにもなるので用途が広いそうです。

ブルーベリーの場合、土壌が酸性である必要があります。ですから、植樹する場合は土を掘り、その中にピートモスを入れると良いそうです。更にはブルーベリーは乾燥に弱いので水もちが良く、かつ水はけの良い土壌が望ましいということからもピートモスが良いそうです。
水持ち対策としてブルーベリーの根元に稲藁やもみ殻、のこ屑を敷き詰めることがあります。本格的な栽培農家は冠水設備を設置しますが、そうすると格段に成長するのだそうです。

小果樹は花がたくさんなります。
しかし最初の年から実がなるからといって、すぐにとってしまってはいけないそうで、まずは「木を作る」ということである程度、木を成長させる必要があるので最初の年は我慢し、実は採らない方がよいのです。

ブルーベリーは地面に直接植えてもよいのですが、鉢植えもします。
こちらの果樹園では鉢植えして冬は鉢を倒して雪の下にしている10年物のブルーベリーがありました。雪の下にしても枝はさほど折れなく、更に雪の下でもそうそうネズミに食べられないそうです。

ブルーベリーの収穫時期は7月20日くらいから9月10日くらいまで。
5年物で1本、1シーズン、3~5kgの実が収穫できます。
ブルーベリー農場では1a当たり200本くらい植えるそうなので、1シーズン1aあたり1000kg収穫。販売単価が2000円/kgとすれば200万円/aとなり、高収益作物ではありますが、収穫に手間がかかるということでお客様自らがもぎ取りする体験と組み合わせると経営的には楽だそうです。

さらに言えばイチゴやハスカップ(収穫時期6月下旬~7月上旬)、ブドウ、ナシといくつかの種類を組み合わせた体験果樹園が経営的な理想だそうです。

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そうえば昔、生物の授業で学んだかもしれませんが、成長には「栄養成長」と「生殖成長」の2種類があります。「栄養成長」は幹や枝葉が伸びるような成長、「生殖成長」とは花や実がなるような成長で、果樹を栽培する場合、この「栄養成長」と「生殖成長」の2つのバランスを上手にとることがコツだそうです。

成長をコントロールする手法が剪定。

この剪定はちょっとお聞きするだけでずいぶん奥深い知識だと感じました。剪定には枝の途中から切る「切り返し剪定」、枝の根元から切る「間引き剪定」があります。枝は途中で切られると「伸びなさい!」と言われたと思いますので枝を伸ばしたいときは「切り返し剪定」をします。

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ブルーベリー、ハスカップのほかのこちらの果樹園にはベリー類としてアロニア(チョークベリー)、ジューンベリー、サスカトゥーンベリー、シーベリー、グスベリー(セイヨウスグリ)などがありました。
シーベリーは最近、苫小牧の建設業者の遠藤組さんが農業参入で栽培しています。果実にはビタミンCが豊富で、ビタミンA、ビタミンE、さらに果物としては珍しく油脂を含むそうです。

ベリー類の次はナシとリンゴ。
まずナシについてですが、ナシはもいだすぐはあまりおいしくないそうですね。今回、初めて聞いた言葉に「追熟」がありました。追熟(ついじゅく)とは、一部の果物などを収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉をやわらかくする処理のことです。
ナシの食味には追熟技術が大きく影響することを知りました。

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リンゴ。
最近のリンゴの苗ですが、背があまり高くならない矮性種がお勧めだそうです。М26とかМ9というリンゴの矮性品種があるそうですが、これらの苗はなかなか北海道では手に入りづらいそうで、野村園芸農場(青森県三戸郡五戸町虫追塚前22-2 電話 0178-62-6002)、株式会社 天香園(山形県東根市中島通り1-34号 電話 0237-48-1231) などの苗木屋さんから購入するのが良さそうです。

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リンゴの育て方も奥が深いようです。

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ひもなどで引っ張り枝を寝せて成長を止め、葉や花を咲かせたり、枝と枝を交差させないように剪定する、幹を作る見極めなど様々な知識が必要です。

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このほか基部優勢(幹の太い部分の大枝の付け根部分に養分が集中しやすい性質)、頂部優勢(枝の先端や枝の中でも特に高いところに位置している枝にどんどん養分が流れ勢いづく性質)など果樹成長の原理原則を知ることにより栽培方法が理解されることとなります。


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以上、1時間半の農場視察でしたが、後から調べたことも含めて充実した勉強となりました。
農業参入した建設会社もありますが、とりあえずは自分でできる果樹栽培から始めてみたいものだと思っています。



ということで次回のまちなか暮らし研究会~エコ編~は

テーマ:「アイヌの生活文化から学ぶ現代の生活」

場 所:北海道札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ2階環境研修室(011-728-1222)

日 時:2010年12月22日(水)18:30~20:00

参加料:500円

申し込み:辻野建設工業 営業部 中野 0133-23-2408(tel)、0133-23-3591(fax)メール n-tomo@tsujino-gr.co.jp

です。





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辻野です。
辻野です。
その節は大変お世話になりました。

先日、販売所の方も車窓から見させて頂きました。
乳白色の壁がきれいだと思いました。

いずれ当社のどこかの敷地に実のなる木を植えてみてはどうかと考えており、ご意見をお伺いすることがあるかも知れません。
その時はよろしくお願い致します。

今後ともよろしくお願い致します。



> お久しぶりです 販売所建設のおりはお世話になりました
> 中央農試に来たんですか 寄っていただければ色々とブルーベリーのお話もできたのですが
> また 辻野さんのところでも ブルーベリー栽培のご予定があれば お声おかけくださいね 
> それと 私とこも k2000円で販売していますが
> ある人の話では 長沼は日本一 ブルーベリーの安いところだといわれました 笑

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プロフィール

Shacho

  • Author:Shacho
  • プロフィール
    氏名:辻野 浩
    辻野建設工業(株)他関連会社4社 代表取締役
    生年月日:昭和36年10月29日
    連絡先:0133-23-2408(会社代表)
    住所(会社):北海道石狩郡当別町末広380番地
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