- Date: Fri 29 08 ,2014
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米の時期
最近、仕事で米の話題が増えてきました。
稲刈りが間近に迫り米の値段や買付の話が増えてます。
今年は昨年の米が余ってる事とそこそこ豊作と言うことで玄米の値段が昨年より1俵60kgあたり1000円は下がるのではないかと言う噂です。
昨日は米の輸出の話がありましたが、香港やシンガポール、ジャカルタなどなどで和食が増えてることは事実だが10kgで1000円くらいだと中国米と戦えるから日本の米ももっと生産コストを下げたり、何か別な方法で値段を下げられないだろうか?と言う話題でした。
米の生産コストを下げる話はいつも出ますがなかなか実現できてないと言うことは難しい事だと言ってしまえばそれで終わりだから今後ももっと議論して行きましょうと言うことになりました。
当別は小麦の面積が農地の半分以上と言うことで連作ぎみ。
ここ数年小麦の終了が不安定なところに加え将来的な後継者不足もありできれば米の面積を増やしたい意向の農家さんは増えそうな感じ。
日本全体でもコメ余りの現状を打破しないとまずいと言うことで飼料用米とか米の食べ方の工夫とかが模索されてるわけです。
じゃ米の生産において当別の優位性は何か?と聞かれたら困るわけですが、あえて考えると
⚪︎札幌と言う消費地に隣接してる。
⚪︎札幌に近いと言う意味で企業間取り引きをする時に圃場を見やすいし打ち合わせしやすい。
⚪︎行政と民間とJAが一体となって取り組む基盤がある。
⚪︎人材や人脈の幅が広い。
⚪︎ダムがあるおかげで水不足の心配がない。
残念ながら食味や収量、圃場整備、生産効率など米そのものの競争力は高くないから米産地としての優位性が限られます。
従って米そのものの商品優位性より機動力や柔軟性が極めて高いかなど、野球で言えば若松とか相撲で言えば舞の海とか技で勝つ産地を目指すべきなのかもしれません。
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